人生日記

思いつきの文章を綴っている日記帖

30歳くらいで

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大学時代。

鬱傾向が酷くて、慢性的な低血糖で健康を害し、病んで留年してずっと家に引きこもっていた頃は、30歳くらいで自殺するから将来のこととか考えなくていいや…って本気で思っていた。

 

「若い頃の時間を失って老いていくだけなら死んだほうがいい」っていう思いが強かった。

ネットに浸かってばかりいたから、だいぶ自分の価値観が歪んでしまっていた。

 

普通に家族に囲まれている人、恋人がいる人はそういう思想にはならない。未来の世代に命を繋げることが自然に頭の中にあるから。自分は人間関係が極端に不健全である。

 

中高時代はまだ意味があったと思われるが、とりわけ大学の期間を、慢性的なストレスとその一時的な逃避の繰り返しで浪費してしまった。

「他の人が普通に楽しんでいた青春の時間を全て失ってしまった」という思いがとても強く、その時間を取り戻さなきゃ…という思いにばかり駆られていた。

 

(こうした心情は、借金無職落ちこぼれYouTuber黒髪ピピピが複数の動画で代弁してくれている)

 

そういった慢性的な苦しみがあった期間でも、音ゲーをしていた時間は楽しかったのだが、その楽しみは人生全体に波及する幸福ではなくて、ほんの短い期間の刺激や快楽であった…という側面が強かった気がする。

音ゲーは基本的に人生にいい影響を与えなくて、ソシャゲにはまるよりはまだマシという程度(自分はソシャゲ類は一切やらない人種)

 

とはいえ、そんな自分より、物理的環境や金銭面では苦境にある人というのは世の中に少なくない割合で存在する。それと比較すると、自分は衣食住にも困っておらず、仕事も平均的な職種に比べれば条件は厳しくない。

そうした状況にありながら、著しく偏った考えによって、精神的苦痛を自ら何十倍にも増幅させてしまっている

 

昔から刹那的な思考に陥りがちだった。長期的な夢が存在しない。この思考の傾向が、冒頭で挙げたような考えを助長する原因なんだろう。

 

何者かになりたいインスタントな欲求。

世の中のトレンディーな成功者を見ると、それに憧れある種の射幸心が沸き起こったりすることもあるが、そういう人達は往々にして長年の積み重ねがあったのちの結果として一年~数年の短い期間で脚光を浴びている状態なだけのである。短期的な努力しかせずヒットしたケースは稀であるし、そうしたケースは最盛期も短い。

(続く)