ここ2~3年で言語化という言葉が流行り出した。
言語化はそれ自体が思考を促進する部分もあるが、どちらかというと、「物事の本質を言葉として抽出し記録しておくことで、脳の中で非言語の段階だったり感覚で処理していたことで生じていた思考の無駄・反復だったり、思考メモリのオーバーフロー、思考の袋小路入りを防ぐ」といった部分が本来の目的だと思う。
だから、言語化そのものが自己目的化するのはよくない。
思考を深める前に、表層的で思考の浅さが伝わってくるような言葉や実質的に何も言っていないに等しいことを言葉に起こすことを言語化と呼ぶのはどうなんだろう、と思ったりする。
自戒を込めて。