人生日記

思いつきの文章を綴っている日記帖

ASDが子供を持つこと

俺の親は、俺の人生にあんまり興味ないのかなと思う。

毒親ではないし、教育投資をしてくれたことはひたすらありがたかったが、俺の進路について一切アドバイスもサポートもされた記憶はない。

されない、というより出来ないんだろうと思う。父親も母親も高卒で、全く誇れるようなキャリアではないどころか結構ボロボロ。特に父親が(金を出してた以外)、俺の人生の良い側面にほぼ関与してない。

LINEのメッセージも、深刻な相談に乗れる感じはなく、健康でいてね、というだけ。結婚どうこうも一切言ってこない。

自分が得られなかった大卒資格を取らせたかった、というのが子育てのベースにあったんだとは思う。母親はそれで、父親は学がないので金だけ出してあとは投げやりで遊んでた感じだった。

その意味で子供を持つのに向いてない親だった感じはある。親に褒められた記憶が本当にないし、子育て向いてなかったと自分で言ってたくらいだし。

 

振り返ると、子供の人格に与える親の影響はなかなか大きいものだったと思う。親がコントロールしきれない外部要因(ネットやSNS等)もあるとはいえ。俺の利己的で閉鎖的な性格は親の教育も影響してる。いい部分も悪い部分も。

中学に上がった途端、母親は(遊びに誘ってくれてた)小学校の頃の友人と遊ばせなくなったのだが、あれは正しかったんだろうか。子供3人を男子校女子校にしか入れなかったのは正しかったんだろうか。学年ほぼ全員携帯持ちの中、携帯を持たせなかったのは正しかったんだろうか。子供が、自分のコントロール下に収まらないようなコミュニケーション力や繋がりを持ってしまうのが怖かったんだろうか?自分が、他人と強い繋がりを持てないから。

 

とはいえ、まあこんなもんだろう、人生トータルで見た時に世間一般で言われるような「毒親」みたく悪影響が強かった訳ではないし、お金と健康に気を遣ってくれたことは感謝しよう、と思いながら、自分で幸せになれる道を見つけて生き抜いていくしかない。

 

…ここまで書いて思うのが、俺が子供を持った場合にこの状況を再生産してしまわないか?ということ。まあおそらく直近5年前後でそんな予定はまったくないし、寝る前に考えるには重いテーマだからまた今度考えよう。