人生日記

思いつきの文章を綴っている日記帖

集中損失


インターネットを見ていると不幸になりやすいと思う。

 

この1~2年ほどで急速に各種プラットフォームのリコメンドのアルゴリズムが進化している。「できるだけプラットフォームへの滞在時間を長くする」仕組みが、僕らの時間をどんどん奪っていく。

色々な情報が錯綜しすぎているし、人間はそうした情報に翻弄されやすい。

 

一定以上の時間集中して、感覚や思考を奥深く潜り込ませて1つの物事に対峙していないと、新たな価値を生み出すことは出来ない。

受け身で大量の情報を次から次へと摂取し続けていても、思考が永遠に浅瀬を漂うのみである。その状態で何かを生み出すことはできない。

 

より、機会損失の感情とうまく付き合っていかなければならない時代になったと思う。

何か人生を逆転出来るような情報を逃してしまうかもしれない、世界から置いていかれてしまうかもしれない、という恐怖が、いつまでもネットの情報を追い続ける感情の根底にあると思う。

しかし、そうした感情を優先していると、「集中力を損失するリスク」の方がはるかに大きかった、ということになりかねない。

 

ネットによって世界は進化しているように思えるが、ネットがもたらす副作用について、世界は責任を取ってくれる訳ではない。

そうした副作用に対して、自分で責任を取っていかなければならない。