仕事でも趣味でも、なんらかの生産行為において「自我の押し付け」に類する行為が必要とされるパターンはそう多くはない。
自分に発揮できる能力と市場の需要が噛み合った場合、それが "結果として" 「〇〇さんの良い個性」として認識されることはあるが、発揮できる能力が市場の需要と噛み合わなくなった途端に需要のないガラクタになる。
たまたまマッチが起こっている状態を「自分の独自性を市場が必要としてくれている!」という誤った認識をした結果、他者視点を欠いた独自性に走ってしまうと、一瞬だけウケてもすぐに市場はその人間を見放してしまう。
「自分の存在意義ってなに?独自性を発揮できなければ、自分が生きてる意味ってなんなの?」といった、幼稚な疑問にとらわれてはいけない。
「自分の長所や特徴の中で、それを発揮した結果他人が価値を感じるものはなんだろう?」という他者が伴った視点でなければならない。
…こんなのは改めて書くまでもない当たり前のことかもしれないけれど、自戒も込めて、言葉に起こして再認識してみた。